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『古代のメダル(貨幣)』は近年迄目録でのみ知り得た作品でしたが、NAXOS-CD《フルート作品全集 第1集》中の一曲として紹介され、知られるようになった名曲で、近代フランス音楽の巨匠ラヴェルやドビュッシーの印象主義の響きを思わせる淡い響きを醸し出す2部から構成された美しい小品です。各部には「標題」が添えられており、第1部「泉の妖精たち」は前奏曲としての役割を果たし、妖精達の旋律主題と泉から美しく流れる水、迸る水を描写するピアノの分散和音が印象派的な響きとなって終始一貫して清らかに流れ続けます。第2部の力強い冒頭の「舞踏」主題断片が2回現れる接続楽句を経て第2部に続きます。第2部「ダンス」は3拍子と2拍子が混在する複合拍子の「スケルツォ風近代的ワルツ」で、軽快に最後まで踊られます。この中間には第1部「泉の妖精たち」の主題が現れ、曲全体の一体感を感じさせます。この作品の作曲年代は目録により1920年の記録もあります。ゴーベールはフランス近代に活躍した名フルーティスト、作曲家、指揮者です。師であるP.タファネル(1844-1908)との共著『フルート総合教則本』で大変よく知られています。(解説/佐野悦郎)スタッフより
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