解説
この曲の I.「陽気なダンス」はロンド形式で書かれ、その軽快なロンド主題は交代して奏でられ、J.S.バッハの「バディネリ」を喚起させます。前半の副主題は優美で牧歌風に歌われ、後半の副主題は装飾的に変奏されて音階が華麗に舞い主題を引き立てます。II.「叙情的なダンス」は三部形式で書かれ優美な牧歌的旋律線の綾が見事に舞います。中間部は優雅なワルツに変身し、主題が再現されます。III.「輪舞」はロンド舞曲で軽快な現代風ジーグをロンド主題とし、この主題が何度か繰り返されます。このロンド主題に挟まれる様に牧歌的な舞曲が対抗して踊られます。IV.「スクエア・ダンス」は四角に取り囲むように踊られます。この舞曲の軽妙な主題は軽快なシンコぺーションのリズムで変奏され、ラグタイム風、時にはディキシー・ジャズ風に展開され、幾度も繰り返されて賑やかに終わりを告げます。M.アーノルドの同編成の三重奏曲 [Divertimento] を意識した作品となっています。Ch.ボールは現代イギリスのクラリネット奏者、指揮者、作曲家です。1970年からコヴェント・ガーデン王立バレエ団の指揮者として活躍していました。(解説/佐野悦郎)ニュース
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