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イギリス人のマウアーはクラシックとジャズを融合させた新しい音楽を目指す現代作曲家です。『フィクションズ(2004)』は4楽章から構成され、各楽章には抽象的な題が付けられています。1楽章「渦巻き」はフレーズ音形が波がうねる様に重なり合い、方向を変えて急速に旋回する様を描写した超技巧的な曲です。2楽章「干ばつ」は憂鬱な半音階的旋律線が続き、強烈な不協和音の中に時折、閃光の様な急速な音階が走ります。アタッカで直ちに次の楽章に続き、3楽章「ホーム・サイド」は古くさいブルース調のジャズを意味する“Funky”が付けられ、家庭でくつろいでいる様子を歌っています。冒頭8小節のアップビートではキーを叩いて軽快なリズムを出し、中間部は過激なリズムをダブルタンギングで連打し、後半は再度ジャズのスウィング、最後は静かなハーモニーで終わります。4楽章「フラット・アウト(全速力で)」はジャズで4人が揃ってハーモナイズしたフレーズを流暢にスウィングして突っ走り、時にはダウングリッサンドを連続し、またビートを刻み、最後は急に減速して曲を閉じます。(解説/佐野悦郎)スタッフより
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