商品について
収録CD検索結果画面はこちら解説
シュターミッツはチェコ出身の音楽家一族で、カールの父、ヨハン・シュターミッツは、ヴァイオリン演奏の巨匠でもあり、マンハイム宮廷楽団を育て上げた実力者でした。カールは、若い頃から、ヴァイオリン奏者として、ときには作曲家としてヨーロッパ各地を渡り歩く生活を20年にもわたって続けました。旅に疲れた彼は、50代にイエーナに腰を落ち着け、アカデミーの音楽教師となりましたが、晩年は錬金術に血道をあげ、貧困のうちに世を去りました。彼の作品は、シンフォニア、協奏交響曲、協奏曲、室内楽曲など数多く残されています。この 「フルート協奏曲」 は、明快な構成と親しみやすい表情によって、18世紀後半のギャラント趣味の典型ともなっている作品です。この曲を注意深く掘り下げることによって、モーツァルトを含めて古典派の様式が自然に身に付いてゆくでしょう。なお、伴奏は弦楽合奏にアド・リビトゥムでオーボエ2、ホルン2を加えることもあります。第1楽章は協奏風ソナタ形式楽章。第2楽章アレグロ・ノン・トロッポ・モデラートは二部形式。第3楽章アレグロはロンド形式。(解説/三上明子)ニュース
関連サイト
注文ボタンのない商品につきましては、右上の「お問い合わせ」よりお願いします。