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グランヴァルは19世紀のパリで活躍した女流作曲家です。裕福な貴族の家庭に育ち、芸術家を親しく受け入れる環境でした。幼いころにオペラ作曲家フロトーやショパンに作曲のレッスンを受けたこともありました。21歳で結婚した後サン=サーンスに作曲の指導を受け、1871年にパリで設立された国民音楽協会において多くの作品を発表しました。「組曲」は、1872年の同協会コンサートにおいて、タファネルのフルート、サン=サーンスのピアノにより初演されたロマン派の薫り高い作品です。前奏曲、スケルツォ、メヌエット、ロマンス、終曲の5曲からなり、二人の名人が演奏することを想定してスケールの大きな作品に仕上がっています。この曲を献呈されたタファネルは、この後に何度も演奏しています。また、サン=サーンス作曲「ロマンス」作品37も成立時期は近く、タファネルと作曲者によりパリで演奏されています。グランヴァルは宗教曲、オペラ、合唱曲、歌曲、室内楽曲などを作曲し、当時は高い評価を得ていましたが、多くの曲は忘れ去られてしまいました。(解説/三上明子)スタッフより
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