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カール・フィリップ・エマニュエル・バッハは、大バッハの次男としてヴァイマルに生まれ、父からクラヴィアと作曲を学びました。大学に進んで法律を修めた後、啓蒙専制君主として有名なフリードリヒ大王の宮廷に音楽家として仕え、後ハンブルクの音楽監督となって父をしのぐ名声を集めていました。彼の作風は、バロック様式から古典派様式の変遷を映し出しています。彼の内向的な感受性は、気分の赴くままに高揚し、うつろいゆく、人の心の奥に根ざした自己告白的な音楽を生み出しました。「ソナタト長調」 は、死の2年前、72歳の作で、ハンブルク時代唯一のフルートソナタ。通奏低音伴奏を用いている点では、バロック書法といえますが、その作風は、彼自身のかつての 「疾風怒涛」 的な表現から遠く離れて、明澄な古典派形式感のうちに、フルートを華やかに活躍させています。 (単純なバス進行を見て下さい)第1楽章はソナタ形式でアレグレット。軽やかに飛翔するパッセージが印象的です。第2楽章はロンド形式によるプレスト。歯切れの良さが身上です。(解説/三上明子)スタッフより
特撰コーナーにて取り上げています⇒C.P.E.バッハ生誕300年「第4回 ハンブルク時代」ニュース
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