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第二次ロシア革命 (1917) の後の1921年に、指揮者、作曲家であるニコライ・チェレプニン (1873-1945) 一家はパリに亡命しました。その後、息子のアレクサンドル (1899-1977) は父親の意志を継ぎ、作曲家、ピアニストとして成長し、欧州から極東アジアまで世界を駆け巡り活躍しました。やがて演奏旅行先の中国の上海に、数年間 (1935-37) 滞在する事にな り、日本にも数度訪れました。そして日・中作曲家の奨励を目的にした作曲賞 「チェレプニン賞」 を設立して、我が国の作曲家達にも多くの影響を与えました。そして、その当時の東洋の印象をその後 (1939) に、この三重奏曲に書き表わしたものと考えます。第1楽章 哀愁を帯びた 「前奏曲」第2楽章 軽妙で、躍動的な中国風の 「スケルツォ」第3楽章 どこか日本の子守歌に似ている 「夢」第4楽章 笛吹き仲間が 「東京音頭」 とあだ名している 「舞曲(ダンス) 」 で躍動的な愉快な音頭全楽章共に [東洋的五音階] を用いた典型的な作品で、これぞ!まさにロシア人から見た 「日本の印象」 です。その後彼は渡米し、1958年には市民権を獲得しましたが、最後には亡命先のパリでその生涯を閉じました。もしもロシア革命がなかったならば、この曲は存在し得なかったであろう?現在、ソビエト連邦崩壊、再びロシアに・・・・・・!(解説/佐野悦郎)スタッフより
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