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この3分程の 「スケルツォ」 は、マルティヌーの 「木管とピアノのための六重奏曲」 (1929年) 全5楽章の第3楽章にあたる曲です。この楽章は、フルートとピアノだけで演奏されるようになっているので、独立して演奏できるように単独で出版されています。「スケルツォ」 には、作曲者によって 「ディヴェルティメントT」 と副題が付けられて、第4楽章 「ブルース」 (ディベルティメントU) と対になっている構成となっています。底抜けに明るく、ジャズの手法を用いたシンコペーションと変拍子攻勢はマルティヌーの独壇場でしょう。「フルート・ソナタ (1945年) 」 や 「フルート、チェロ、ピアノのためのトリオ (1944年) 」 は、アメリカに渡ってからの作品ですが、第2次世界対戦前夜までのパリ時代のマルティヌーの作品は、チェコ=スロヴァキアからパリに遊学して、この当時の新しい音楽に触れ、新古典派風の音楽を量産していました。スケルツォはこの時期の軽い楽しさを伝える一品と言えましょう。(解説/三上明子)スタッフより
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