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リーツは19世紀中頃にドイツで活躍したチェロ奏者、作曲家、指揮者。兄のエドゥアルト・リーツはメンデルスゾーンと親交のあったヴァイオリニストです。メンデルスゾーンの先生でもあったツェルターに作曲、理論を学び、ロンベルクにチェロを学びました。ベルリンのケーニヒシュタット劇場管弦楽団に加わった後、1834年デュッセルドルフのインマーマン劇場でメンデルスゾーンの代理指揮者、翌年正指揮者に就任。 1847年以後ライプッイヒで指揮者、音楽院作曲科教授も務めました。彼は、メンデルスゾーン全集、バッハ、ヘンデル、モーツァルト、ベートーヴェンなどの作品の編集、出版でも知られています。「ソナタ ト短調」は1871年頃作曲されました。第1楽章 Allegrt moderato は、古典的なソナタ形式の中に清新な息吹きを感じさせる楽章です。フルートとピアノの均衡がよく吟味されています。第2楽章 Andante poco sostenuto は変ホ長調に転じ、変奏やオブリガートに飾られた歌を聞かせます。第3楽章 Allegretto はト短調に戻り、フィナーレヘの問奏曲の役目を持つメヌエット的な楽章。第4楽章 Allegro moltoはト長調で、エネルギーを発散させてにぎやかに曲を閉じます。フルートとピアノのために書かれたロマン派ソナタの中で忘れられない1曲です。(解説/三上明子)スタッフより
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