解説
20世紀イギリスの作曲家レノックス・バークリーは、フランス系の貴族の家系に生まれました。オックスフォード大学フランス語科を卒業した後、作曲家を目指し、ロンドンに滞在していたラヴェルの紹介で、パリのナディア・ブーランジェのもとで作曲の基礎を学びました。この7年間のパリ時代には、ストラヴィンスキーやプーランク、オネゲル、ミヨーと親交を結んでいます。1935年、バルセロナの国際現代音楽協会フェスティヴァルで出会ったベンジャミン・ブリテンと意気投合して、共同作品を作り上げるようになりました。「フルート協奏曲」は、1951年から翌年にかけて作曲され、1954年にイギリスの往年のフルーティスト、ジョン・フランシスの独奏、マルコム・サージェント指揮のBBC交響楽団によって初演されました。手堅い職人芸のように作り上げられており、独奏フルートとオーケストラの各楽器が室内楽のように関わりあう作品です。 第1楽章 Allegro moderato 第2楽章 Presto 第3楽章 Adagio 第4楽章 Allegro vivaceニュース
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