解説
ケックランに作曲を学んだプーランクは、エスプリに富んだ20世紀の管楽室内楽作品を数多く書き残し、中でも「六重奏曲」は重要な作品です。1930〜32年に作曲され、1939〜40年頃に書き改められました。ピアノの上行音階から始まる第1楽章は三部形式で書かれています。快活で牽引力のあるピアノ伴奏に乗って、躍動感のある主題が、各楽器によって受け継がれる軽妙な断片主題のオブジェとなり、アンサンブルを形作ります。中間部はテンポを弛めてピアノが序奏部の変容主題を奏で、各管楽器に次々と模倣され、対旋律で応答し合います。第2楽章も三部形式で書かれ、細波のような繊細なピアノ伴奏に、漂うようにして各管楽器が次々とロマンティックな主題を歌い継ぎます。対照的に中間部前半は軽快なダンス音楽に変身し、後半は徐々に半音階的旋律に変容し、冒頭主題を導きます。再現主題は余韻を楽しみながら消えて行きます。第3楽章は自由な形式で書かれ、躍動と叙情の対照的な性格を持った複数の主題がロンド形式の様に入れ替わり現れます。コーダでは第1楽章中間部の序奏部変容主題が回想され、最後は響きが一丸となり盛大に曲を閉じますニュース
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