解説
『12の中級練習曲 作品33の2』は、ケーラーの昔の同僚で、ヴィーン王室管弦楽団のフルート奏者、ヴィーン・コンセルヴァトワールのフルート教授を務めていた、Rククラ(Roman Kukula, 1851-1908)に献呈された作品です。第1巻の続編ですが、調性[2♭〜(B, d, C, a, G, e, D, h, A, E)〜4♯]の発展は控えめで、むしろ全音域(C〜B)の技術奏法を重要視し、中級の全教程を網羅した必修中級基本技術練習曲になっています。(解説/佐野悦郎)スタッフより
第2巻には12曲が収められています。1巻と共に、多くのレッスンで使われるフルーティスト必須のエチュードです。♯4つ、♭2つまで、1巻に比べてより『歌』を感じる内容で、技術的にも音楽的にもレヴェル・アップしていますので、1巻が終わってから続けて2巻に入るのは少し難しいでしょう。音楽学校の試験やコンクールの課題として採用されることも多くあります。エチュードとしてではなく、ソロの小品を吹くように演奏してください。ニュース
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