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周知の通り、E.ケーラーはイタリア生まれで19世紀後半の偉大なるフルーティストで練習曲の作者です。彼はモデナ大公管弦楽団で活躍した父のヴェンチェスラフ・ヨゼフ・ケーラーの手ほどきを受け、ピアニストの兄フェルナンドと共にイタリアで多くの演奏会を成功させ、のちウィーンのカール劇場、さらにサンクト=ペテルブルクに赴き帝室バレー管弦楽団、帝室ロシア歌劇場管弦楽団で活躍しました。作曲活動に専念したのはこの1875〜1890年の間で、多くの練習曲、教則本、小品を作曲し、今世紀、特に我が国のフルート奏法の技術の礎を築きました。「フルートニ・三・四重奏」 作品の作曲に関しては19世紀の偉大な先駆者達には及びませんでしたが、この珠玉の名作 『四重奏 ニ長調 作品92』 は唯一の貴重な室内楽作品です。第1楽章は構築力のある力強い 「ソナタ形式」第2楽章は美しい主題動機が展開され、歌われる 「三部形式 (イ長調) 」第3楽章は軽快な 「スケルツォ (トリオ付き) 」第4楽章は躍動感溢れる 「ロンド形式」 で書かれています。(解説/佐野悦郎)ニュース
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