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E.ケーラー (1849-1907) の練習曲は我が国で最も多く活用されている大変重要な必須練習曲であり、しかもこれらの練習曲は技術進度の重要な目安になる定規の様な存在です。彼の練習曲がこれほどまでに普及したその背景には多くの条件があるが、第1に、この練習曲は親しみ易い、美しい旋律で、しかも教育的に配慮された優れた教程を網羅している事が挙げられます。現在では国内の多くの音楽大学の入試課題曲として、これらの練習曲が指定されており、E.ケーラーの練習曲の存在は以前に比べ益々重要性を増してきました。それに伴い、それ以外の練習曲と多くの教育用作品である 「ケーラー・フルート作品集 (ツィンマーマン版) 』 全5巻 (シンフォニア社) も再認識されるに至りました。『12の中程度難しい練習曲、作品33-2巻』 は彼の昔のヴィーン王室管弦楽団の同僚で、ヴィーン・コンセルヴァトワールのフルート教授である、R.クカラ(Roman Kukala, (or Kukula) 1851-1908) に献呈された作品です。第1巻の続編であるが、調性[2b〜 (B. d. C. a. G. e. D. h. A. E.) 〜4#] の発展は控えめで、むしろ全音域 (c’〜b’)の技術奏法を重要視し、中級の全教程を網羅した、【必須中級基本技術練習曲】 になっています。第1巻同様に、植村㤗一氏の校訂、解説付きの 『ケーラー・第2巻』 (シンフォニア社) が再出版されました。(解説/佐野悦郎)スタッフより
こちらも1巻同様、植村泰一氏による解説のついた楽譜です。12曲の解説から、楽典的な内容や音楽表現の様々なヒントなど、多くの学びを得ることが出来ます。著者による“まえがき”のなかに『…楽譜の読み込み、音楽解釈のための練習であることを強く意識して研究することが大切である。』という一文があります。この練習曲を演奏技術の修得だけで終わらないように努力し、より音楽的な演奏を目指しましょう。ニュース
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