商品について
収録CD検索結果画面はこちら解説
現代フランスの作曲家E.ボザ (1905-1991) はフランスの管楽器のために重要な練習曲を多く作曲して教育的価値とその地位の向上に大いに貢献しました。また、特に室内楽の分野ではその機能を十二分に発揮して、同種、異種楽器のために多種多彩な優れた名曲をLEDUC社から発表し続けてきました。この美しい 『3つの小品』 もその一つで、近代フランス音楽の粋を集めた傑作です。第1楽章は印象派的な響きを持つモデラートで、優美な旋律と気品ある幅広い和声はドビュッシーを連想させます。第2楽章は民謡風 (ヨーデル) で長閑な田園を歌うアンダンティーノ牧歌です。第3楽章はF.プーランクのバレエ組曲 『牝鹿』 (1924 第1曲目 「ロンド」 の主題を引用した、アレグロ (ロンド) で軽快に楽しく飛び跳ね動き回る音楽は愉快で可愛らしい描写です。彼の4本のフルートのための室内楽作品には3つの大傑作があり、先ず最初に 『夏山の一日』 (1953) 、次に 『2つの下絵 (スケッチ) 』 (1972) 、そしてこの 『3つの小品』 (1979) が発表されました。現在ではこれらが 「現代フルート四重奏曲」 の模範と成っているのです。この 「3大傑作」を レパートリーにして初めて 「ボザ」 が語れるとも云われているとか!? 理由はこれらの室内楽作品には彼特有の楽句が一杯ちりばめられ、その宝庫となっているからです。御存じの 『アラベスク練習曲』 の様に!(解説/佐野悦郎)ニュース
関連サイト
注文ボタンのない商品につきましては、右上の「お問い合わせ」よりお願いします。