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20世紀初頭のパリの作曲者達は、フルートのために数多くの作品を書きました。この曲も、タファネル 「アンダンテ・パストラールとスケルツェッティーノ」 やエネスコ 「カンタービレとプレスト」な どと同じく、ゆっくりと歌わせる 「シャンソン」 と機敏に動き回る 「バディヌリ」 の2つの部分から出来ています。作曲者カミュについては定かなことは分かりませんが、タファネルの後を継いでパリ音楽院教授を務めたエネバンに捧げられていることから、当時の音楽院学生のために作曲されたものではないかと思われます。(卒業試験用に書かれた作品と似た構成を取っている)「シャンソン」 の楽想は、前述のタファネルやエネスコの曲に比べると平凡な感じを まぬがれないけれど、そこを補って、そこはかとない憂いを感じさせる曲想をイメージしてみて下さい。「バディヌリ」 は、バッハの管弦楽組曲第2番の中の曲と同じ由来の舞曲で、「おどけ」、「たわむれ」 の語義。優雅な音のたわむれになると素敵です。(解説/三上明子)ニュース
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