商品について
NO.1 G-DUR BWV1007:収録CD検索結果画面はこちら解説
J.S.バッハのフルートのための無伴奏作品は「パルティータ イ短調 BWV 1013」のみなので、「無伴奏チェロ組曲」もレパートリーに加えようと今までも多く試みられてきました。しかし、原曲のチェロ用の楽譜をフルート用に編曲する作業は難しいし、既にある編曲譜も行き届いたものとは言えなかったので、2005年にパウル・マイゼン先生の版が刊行されたのは、たいへん大きな意味があることでした。第1番 ト長調は、6曲の中でも、フルート・パルティータに近い語法を感じます。プレリュードの分散和音の進行は、フルート・パルティータのアルマンドを思い起こさせます。チェロ組曲のアルマンドは、本来の組曲のアルマンド(ドイツ風の舞曲)です。クーラント、ジーグは、フルートで演奏されると別の魅力を発揮できるでしょう。サラバンドの重音が丁寧に拾ってあるのも、マイゼン版の特長です。メヌエットI・IIが優しい表情を添えます。フルートで演奏する場合、高音域が鳴り過ぎてしまわないよう注意する必要があるでしょう。チェロの低音、開放弦の響きを意識して作曲されたことを念頭に置いて演奏して下さい。(解説/三上明子)ニュース
関連サイト
注文ボタンのない商品につきましては、右上の「お問い合わせ」よりお願いします。