解説
原曲はチャイコフスキーのピアノ曲集「四季」で、副題に「12の性格的小品」とあるように1年12ヶ月の「四季」を音詩で綴った作品です。そこから四重奏に相応しい次の4曲を抜粋し、編曲した版です。I.秋の歌(10月)はトルストイの詩に付けられた音楽で、秋の寂しさが静かに押し寄せてくる感傷的で叙情的な小品です。II.舟唄(6月)はプレシチェーエフの詩に付けられた音楽です。美しい旋律が心地よく流れる哀愁のバルカロールです。III.ひばりの歌(3月)はマイコフの詩に付けられた音楽で、叙情的な音楽が流れる中、中間部では装飾音を用いたひばりのさえずりの情景描写が印象的です。IV.待雪草(4月)もマイコフの詩に付けられた音楽。この花はロシア大地の雪解けの頃に、春の訪れを知らせる可憐な草花です。春の訪れを待ち焦がれる温もりのある旋律が舞います。(解説/佐野悦郎)ニュース
関連サイト
注文ボタンのない商品につきましては、右上の「お問い合わせ」よりお願いします。