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細川俊夫は、広島に生まれ、1976年から82年までベルリン芸術大学でイサン・ユンに、83年から86年までフライブルク音楽大学でクラウス・フーバーに作曲を師事。1980年、ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習会で作品を発表してから今日まで、現代音楽において国際的に高い評価を受けています。作曲においてフルートは『私の音楽の考え(イデー)を最も深く実現できる楽器である。フルートは息によって音を生み出すことができ、息が音のいのちの力を伝える媒体となる』、またフルート・ソロのための「垂直の歌T」(1995)については、『一つ一つの音が水平的に伸びて、展開するのではなく、垂直的に時の上に立ち上がるような歌を求めた。リルケの詩からの啓発。〈そこの一本の樹がのびた、おお、純粋に乗り超えよ。おお、オルフォイスは歌う、おお耳の中に高く聳えた樹よ〉』と記しています。彼の音楽思想の記念すべき作品、フルートのための「線T」(1984)が徹底的に毛筆の線と点の生まれる瞬間に肉薄して、『音楽の余白に描かれる過程を追った』(作曲者の言葉)のに対して、約10年の時を経て、「垂直の歌T」では根源的な人間の歌を求めて作曲されました。より自由な歌が行間から立ち昇ります。ニュース
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