解説
学習者用に書かれた、全5曲からなる可愛らしいアンサンブル教材曲集で、シンプルな舞踏リズムと配慮された調性および学習用音域で書かれた優れものです。子供の発表会用に最適であり、その技術程度に合わせて小舞曲を選曲し、組み合わせを工夫して発表会の舞台に華を添えて下さい。第1曲は活力溢れるリズミカルなポーランドの「ポロネーズ3/4[G]」舞曲です。第2曲は優美なフランス風の「ヴァルス・ノーブル(高貴なワルツ)3/4[A]」が続きます。第3曲は躍動感漲るドイツ風の農民舞曲「田舎の踊り 2/2[G]」で、第4曲は愛らしくお孫さんと踊る「おじいちゃんのメヌエット 3/4[G]」です。最後の第5曲は悲しげに前進する「ハンガリー行進曲 2/2[a]」です。クロンケはドイツの作曲家で、19世紀の後半から20世紀前半にかけて主にドレスデンでピアニスト、教育者として活躍しました。師がライネッケであることから、フルーティストは彼の作品に愛着を感じ、現在では≪エミール・クロンケ・フルート音楽≫(Edition Kossack)のシリーズが多く活用されています。(解説/佐野悦郎)ニュース
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