解説
ブリュッセル生まれ。フランスで学び、ボストン、フィラデルフィア交響楽団をはじめとするアメリカ名門オーケストラで首席奏者として活躍したフルーティスト、A.マカール (1875-1936) の 【調性日課練習教本】 です。音階、半音音階、分散和音、インターヴァル、非和声音等を駆使した7曲からなる定型楽句を、全調性に配列した調性訓練課題であり、音楽的にも奏法上でも素晴らしいテキストです。特に、補助音、倚音、経過音の非和声音を組み込んだ楽句は美しく、M.A.ライヒェルトの練習曲にある特有の波状分散和音にも引けを取らない流動感が魅力的です。また調性感を養い、運指の敏速性と息の柔軟性を身に付けるのに最適な教本です。(解説/佐野悦郎)スタッフより
フルートの日課練習用エチュードで、P.タファネル&Ph.ゴーベールやM.モイーズの日課練習と共に古くから使われている作品です。Daily Exercises/音階(長音階・短音階)、半音階、No.1〜No.3分散和音、No.4分散和音(+刺繍音)、No.5分散和音、NO.6トリルの練習、No.7分散和音。内容は、音階と分散和音の組み合わせによる反復練習です。しかし、音階練習を例に見てみると、単純そうでいて予想を裏切られる難しいエクササイズです。作曲者のA.マカール(1875-1936)はアメリカで活躍したフルーティストです。音色と指の動きの均一性を向上させ、正しい音程と滑らかな音の繋がりが得られるとしています。『毎日1時間、自然に演奏できるようになるまで何年でも練習してください』とメッセージが添えられています。ニュース
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