解説
G.ショッカーはアメリカで活躍しているマルチプレーヤーで、作曲においては近年益々幅を広げて多種多彩な作品を書き続けています。その作品は笛吹き室内楽レパートリーの図書館です。しかし、彼のフルート三重奏曲は比較的少なく3曲のみです。「砂漠の3人の修道女」は主要主題が各パートにより平行4度間隔で動く幻影的な色彩のコラールになっています。至ってシンプルな形式の小品ですが、演奏にはオルガンの響きのように神聖な祈りを捧げてください。この版にパート譜は無く、二つの総譜がセットとなっており、全てフルートで演奏した場合は融和する響きを、3番フルートをアルト・フルートに替えると、対比する響きを感じさせます。タイトルには謎が多く、意味ありげで、背景には色々の「お話」が潜んでいるかもしれません。(解説/佐野悦郎)ニュース
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