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作曲者は、「曲題の[はなやぎ]の言葉はもともと[花やぐ/華やぐ]の漢字が与えられ、[栄える]の意味もある。鎖国時に日本独自の絢爛な色彩を持つ元禄文化が繫栄し、それは[派手][ファンタジック]とも異なり[はなやぐ]が相応しい」と述べています。この作品は日本旋法(陽旋法、陰旋法)である五音音階(ペンタトニック)を駆使した、分かり易く例えれば「祭囃子ファンタジー」と解釈できます。三部形式で書かれ、楽しい祭囃子のリズムを打ち鳴らす中、笛が日本音階(陰陽の旋法)を吹き鳴らし、踊り続けます。また、時折合間を縫って洋風の半音階的旋律が色彩を変化させて戯れます。中間部は超絶技巧的カデンツァ楽句の幻想曲です。和の陽旋法旋律と洋の印象派風旋律が三人の笛吹きにより美しく奏でられます。再び、冒頭主題の祭囃子が姿を変えて練り歩き、和洋折衷の音階が交錯するお囃子が乱舞して最高潮に達し、祭は終わります。福田洋介氏は演劇、舞台、映画音楽の作曲・編曲者で、取り分け吹奏楽関連の委嘱作品を多く発表し、多くの賞を受賞しています。(解説/佐野悦郎)ニュース
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