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フランツ・ダンツィは、ロマン派の先駆けの時代に生きた作曲家、チェロ奏者。父はマンハイム選帝侯テオドールの管弦楽団のチェロ奏者を務め、兄もオーケストラのヴァイオリン奏者、姉フランチェスカは有名なソプラノ歌手というイタリア系の音楽家一族でした。ダンツィは、父のほか、ウェーバーの作曲の師としても知られるフォーグラーに学び、ドイツ語で作曲したオペラやジングシュピールを始め、バレエ、教会音楽などすべての分野に作品を残しました。現在、彼の作品で演奏される機会があるのは、木管五重奏と木管のための協奏曲に限られています。「フルート協奏曲 第2番」の第1楽章 アレグロは、モーツァルトを愛したダンツィらしく、モーツァルトのピアノ協奏曲 ニ短調と「ドン・ジョヴァンニ」序曲冒頭を思い起こさせるように作曲されていますが、フルートが登場すると、一転して主役フルートの歌心と名人芸を披露する内容になっています。一般の人たち向けの新しい演奏会形式の出現に対応して、より楽しめる曲作りを目指したのでしょう。第2楽章は美しいラルゲット。第3楽章 ポラッカ(ポロネーズのイタリア表記)は、民俗舞踏のリズムに乗せて聴衆を巻き込む、楽しい音楽です。ニュース
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