解説
「ランメルモールのルチア」 や 「ドン・パスクワーレ」、「愛の妙薬」 など、60曲以上のオペラを作曲したドニゼッティは、ベッリーニと並んで、ロッシーニに続く19世紀前半を飾るイタリア歌劇の巨人でした。彼は、最初のオペラが大ヒットするまでの習作時代に器楽の分野にも、弦楽四重奏を始めとしてたくさんの作品を残しています。「フルートとピアノのためのソナタ」 もその中の一つで22歳の時に書かれました。この作品は、ソナタとは言え、珍しいことに、単一楽章の構成となっています。「ラルゴ」 (ハ短調) は、哀愁のこもったカンタービレが歌われ、28小節目から、「アレグロ」 (ハ長調) に変わると、3拍子のきざみに乗って爽やかな旋律が軽妙な転調を含みながら快調に進んでゆきます。短いながらも、オペラの雰囲気に満ちた佳作となっています。(解説/三上明子)スタッフより
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