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メル・ボニスは近年まで忘れられていたフランスの女性作曲家です。当時のフランスでは、女性が作曲することは社会的に認められていなかったので、本名はメラニーでしたが、メル・ボニス名義で出版活動していました。彼女の才能を見出したフランクのとりなしで1876〜81年までパリ音楽院でギローに師事。同窓生には、ピエルネやドビュッシーがいた時期です。しかし、歌のクラスにいたエティックとの結婚を両親に反対され、卒業目前で退学させられて22歳年上の実業家との結婚を強いられました。しかし、1900年頃から家庭の束縛から解放され、作曲活動を再開しました。作品は300曲におよび、ピアノ曲、オルガン曲、管弦楽曲、室内楽曲、宗教的歌曲にわたっています。「フルート・ソナタ」は1904年出版。フルーティストのフル―リーに捧げられました。4楽章の並びは、ヴィドールの「組曲」と似通った構成になっています。第1楽章、冒頭のフルートの夢見るようなテーマが、全曲を通じてかすかな記憶のように何度も登場します。第3楽章は、ボニスの作曲技法の手堅さをうかがわせます。ロマン派と印象派をつなぐ時期の大事な作品と言えましょう。スタッフより
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