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ゲンツマーは、2007年に98歳で亡くなったドイツの作曲家。ベルリン音楽大学でヒンデミットに作曲を師事し、強い影響を受けました。第二次世界大戦中はクラリネット奏者として軍務につき、戦後はフライブルクとミュンヘンの音楽大学で作曲を教えました。ゲンツマーは、オペラを除くほとんどのジャンルに作品を残しています。「フルート・ソナタ 第3番」は2003年の作品。ゲンツマーは、現代音楽にありがちな極端な音域設定や特殊奏法を使わずに、オーソドックスな奏法のなかでインスピレーションを発揮した作品を書きましたが、この作品も90歳をこえての作品と思えない精気が感じられます。第1楽章 Allegro moderato 決断と繊細さのバランスがよくとれた楽章。第2楽章 Ruhig flißend(静かに流れて)ゲンツマーの至った静かな境地を思わせます。第3楽章 Finale. Vivace, marcato ストラヴィンスキーの影響が顕著な楽章。明快なリズムと軽快な運びが印象的ですが、終わり近くに第2楽章の静かな世界が回想された後、第1楽章冒頭と同じハの音を思い出したかのようにハ長調の主和音で終わります。スタッフより
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