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アメリカ合衆国南部ジョージア州フィッツジェラルドに生まれたエルディン・バートンは、ニューヨークを中心に、作曲家、またはピアニストとして活躍してきました。この 「ソナチネ」 は、1948年にニューヨーク・フルートクラブ・コンテストで賞を得た作品で、フルーティストのサミュエル・バロンに捧げられています。第1楽章アレグレット・グラツィオーソは軽快なピアノの6連符によって歌われるフルートのメロディーと、中間部でまずピアノパートに現われるモチーフを軸に、きびきびと曲が運ばれています。ピアノパートも互角の重要性を持っており、中間部では白熱したやりとりがあります。第2楽章アンダンティーノ・ソグナンド (夢見るように) と表示され、端正なメロディーが歌われます。中間部には、技術的なパッセージも含まれています。第3楽章アレグロ・ジョコーゾはスペインの舞踊 「ファンタンゴ」 のリズムが効果的に用いられています。随所に見られるピアノ・パートのリズム変更が面白く使われています。(解説/三上明子)ニュース
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