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アーンは11歳でパリ音楽院に入学し、当時の大家マスネに目をかけられ、早熟の天才としてパリのサロンで持ち前の美声とピアノで活躍しました。ユゴーの詩に作曲した歌曲「私の詩に翼があったなら」は13歳の作です。彼は指揮にも秀でていて、特にW.A.モーツァルトの演奏に造詣が深かったようです。「モーツァルトの主題による変奏曲」は、1906年出版で、ゴーベールに捧げられています。モーツァルトの一幕の喜劇「劇場支配人 KV 486」中でマドモアゼル・ジルバークラングの歌う素朴なロンド「若いあなた!」の主題に作曲。変ホ長調の主題はフルートには少し吹きにくいのですが、原曲の調性をそのまま採用しているからでしょう。ピアノ・パートへの配慮(第2、3変奏)、短調変奏での微かな和声的な驚き、付点を伴うスラーの練習としてマルセル・モイーズのエチュードの譜例* にも登場する第5変奏など、いろいろな楽しみが見つかる曲です。 * 「アンブシューア、イントネーション、ヴィブラートの練習」Schott=シンフォニア刊 38頁スタッフより
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