ムラマツ・フルート・レッスンセンター講師の野崎和宏先生に執筆していただきました。
※この記事は2011年に執筆していただいたものです。
通常、教則本やエチュードの勉強は、それぞれのレベルに合ったものを1冊選び、1番から順番に練習して、最後までマスターしたら次の難度のものに進み、そうして何冊もやっているうちに、体系的、総合的に実力が備わっていくというやり方をされていると思います。
従来の教本やエチュードの一覧表は、そうした勉強をしている人々に教程の道程が解り易く、検索もしやすいように、難度順に易しいものから高難度へ、または、時代別や作者のアルファベット順に並べられていました。
今回の表は、それとは全く観点を異にするものです。
それぞれの曲がどんなテクニックに有効か、改めて確認できます。
例えば、何かの曲やエチュード、アンサンブルのパート等を練習していて、難しいパッセージに出くわしたとき、その問題点となるものだけを集中的に練習したくなったときにこの表を参考にしていただけると幸いです。