解説
アーサー・フットは19世紀後半から20世紀初めにかけて活躍したアメリカの作曲家、オルガニスト、ピアニスト。ニューイングランド音楽院で学んだ後、ハーヴァード大学でJ.K.ペインに作曲を師事しました。フットの活動したニューイングランドでは、革新的な動きに対して伝統的なヨーロッパの音楽を継承しようとする傾向があり、フットの作品は保守的で、ロマン派の作曲家の影響を強く受けています。「ナイト・ピース(夜の小品)」はもともとフルートと弦楽四重奏のための「ノクターンとスケルツォ」として作曲されましたが、名指揮者ピエール・モントゥーの提案で「ノクターン」の部分のみをフルート・ソロと弦楽合奏ヴァージョンに編曲し直して、「ナイト・ピース」の題名が付けられた経緯があります。フット80歳の誕生日を祝って、この曲をボストン交響楽団が演奏したそうです。同交響楽団フルート首席のジョルジュ・ローランに捧げられています。フルートとピアノに編曲した版はE.Zverovの編曲。物憂げな中に光がたゆたうように始まり、フット円熟期の筆致で幻想的な世界が展開されます。スタッフより
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