商品について
収録CD検索結果画面はこちら解説
林 光は若き日から、一貫して主張ある作品を発表し続けている作曲家です。オペラ作品から管弦楽作品、器楽作品、映画、テレビまで活躍の舞台は広く、オペラシアターこんにゃく座の座付き作曲家としてのユニークな活動も長年続けています。日本フルート界の大きな存在であった林りり子が従姉であったこともあり、フルートの作品も多く書かれています。「フルート・ソナタ」は、ニューヨークのカーネギー・ホールで1967年に行われた林りり子のリサイタルのために作曲されました。ピアノは作曲家自身。第1楽章は、同年夏に他界したモダンジャズのサックス奏者ジョン・コルトレーンを追想して作曲されています。冒頭からドラムのビートを思わせる激しいシンコペーションのビートで始められ、フルートがジャズのフィーリングを持って主題を変奏していきます。第2楽章は中間部にフルートのカデンツァ風のドラマチックな部分をはさんだ緊密な三部形式。第3楽章は、同年秋に革命運動に失敗した革命家ゲバラを追悼して作曲された自作のソング「花の歌」を主題にして展開しています。翌年改訂されて、1969年に初演者により改訂初演。当時の時代の空気を伝える名作と言えましょう。(解説/三上明子)スタッフより
スタッフのおすすめ楽譜掲載中ニュース
関連サイト
注文ボタンのない商品につきましては、右上の「お問い合わせ」よりお願いします。