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「IL NON PLUS ULTRA は 『もはやこれ以上に先が無い (加えるべきものが無い) 』 の意味を持つ 【羅 or 伊語】 です。彼が永遠にわたり築き上げた特徴的演奏形式、とりわけ近代、現代の音楽に不可欠な最高峰のウルトラD基本奏法技術を18課の標題付き 【超絶技巧的奇想練習曲】 に仕立て上げたのです。I. 分散和音II. 無休動III. トレモロ 「挽歌」 (1916)IV. 半音音階VI. 「静穏」 (1915)VII. 「ビュルレスク」 (1922)XI. 「悲愴」 (1912)XII. 「偏心」 (1922)XIII. 「凸凹」 (1910)XIV. 「劇的協奏曲」XVII. ジョルジュ・バレールに捧げた 「未来派芸術家の夢」 (1924) (は四分音、フラッターを使い、現代音楽を予告している小曲で象徴的です)また最後のXVII- 「奇妙な笛吹きによる-風変わりな奇想曲」 (1923) には全45の楽句により前述の全奏法技術様式が集約されています。彼は再度、渡米 (1909) してから点々と全米を渡り歩き十数年に及ぶ主要オーケストラの遍歴も終わりを迎え、やがて1923年にイーストマン音楽大学の教師に落ち着きました。彼はこの間に、これらの作品の手稿譜を温めておき、その後一冊のこの名著 「奇想曲」 (1923-4) にまとめ上げたものと考えられます。また、この間に並行して作曲された有名な室内楽曲には 『名人芸奇想曲 作品31 (3Fl) 』、 『奇想曲 作品82-3 (4Fl) 』、 『シンフォニエッタ作品75 (5Fl. includ, Picc. AltoFl) 』 があり、従ってこれらの楽曲には前述の曲と共通の同一楽句が随所に確認されます。(解説/佐野悦郎)ニュース
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