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W.ホフマン (1922- ) はカールスルーエ生まれで、ライプツィヒで学んだドイツのヴァイオリニスト兼作曲家です。彼の作品は多岐にわたり、その数は200曲にのぼります。標題の 『カントゥス・アヴィウム (CANTUS AVIUM) 』 とはラテン語の、【Cantus】 「歌曲、音楽」 或いは 「鳥の鳴き声 」の意、と【avis】 「鳥」 の意から成り 『鳥の歌』 と解釈しました。曲の冒頭から終わりまで、森の小鳥たちが木立のあちらこちらで、さえずり歌い合う様子を情景描写した作品です。鳥の鳴き声は種々の装飾音 (トリル、モルデント、短前打) 或はグリッサンド、フラッター、トレモロetc.で表現されています。それに応答するカッコーの鳴き声 (3、4、5度音程の動機) が印象的です。また羽ばたき、飛び交う、飛翔する様子は音階を効果的に用いて表現されています。言い換えれば、この曲は鳥の囀り、鳴き声のカタログ・詩曲であり、それは特殊楽器 (Picc. AltoFl) を含む4人のフルート奏者が、囀り、奏で合う最上級者用の四重奏曲 『鳥の詩 (歌) 』 です。名曲E.ボザの 『夏山の一日』 の曲中の 「鳥の歌」 にも負けず、よくさえずります。 (解説/佐野悦郎)ニュース
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