商品について
収録CD検索結果画面はこちら解説
ロッシーニの主題の原曲はオペラ 「シンデレラ」 の中の 「もう悲しくありません」 から取られています。きっと誰でも一度は耳にしたことのある愛らしく可憐な主題で、オペラのなかではメゾソプラノの軽い声質の人が歌う役柄のようです。手元の資料では、作曲年代に関して、1824年と1829年と2種類あり、それぞれ、ショパンが14歳と19歳の時に当たりますが、そもそもこの曲が果たしてショパン自身の手によるものかどうか大いに疑問の余地があります。 (ピアノ伴奏の書法が全く簡略すぎて、とても、ショパンの作とは思えないのです) しかし、そのようなことは別にして、フルートのためには、流暢で優雅な作品となっているので、多くのフルーティストに愛されてきました。主題と4つの変奏から成り第2変奏がホ短調である他はすべてホ長調になっています。19世紀の多くのヴィルトゥオーソ風変奏曲が、大袈裟な表現を要求しているのに対し、この曲は全体に渡って均整の取れた表現が似つかわしいようです。簡単な曲のようですが、フルーティストとしての基礎的な技術が一通り顔を出す恐ろしい曲でもあります。(解説/三上明子)スタッフより
スタッフのおすすめ楽譜掲載中ニュース
関連サイト
注文ボタンのない商品につきましては、右上の「お問い合わせ」よりお願いします。