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19世紀中ごろのイタリア・オペラ界において、メルカダンテは、ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティと並び称されていましたが、ヴェルディの登場もあって、長らく忘れられた存在でした。現代においては、主に管楽器の分野で復権しています。ナポリの音楽院で13歳からソルフェージュ、ヴァイオリン、フルート、対位法、和声などを学び、後に作曲はツィンガレッリに師事。学生時代は、室内楽や管弦楽を主に書き、なかでも交響曲の出来映えに、ロッシーニがたいへん称賛したそうです。この曲は、オペラのアリア10曲に変奏曲を付けた独奏フルートのための作品集の中の1曲。モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」第1幕に登場するドン・ジョヴァンニとツェルリーナによる二重唱「お手をどうぞ」には、多くの作曲家が好んで変奏曲を残していますが、メルカダンテは、4つの変奏のうち、第3変奏が短調に転じて、フィナーレで華やかに曲を閉じる定型の作りです。この作品集には、その他にロッシーニ、パエールなどのオペラから選ばれたアリアが取り上げられています。スタッフより
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