商品について
収録CD検索結果画面はこちら解説
ボザは1905年に、フランス、ニースに生まれ、パリ音楽院でビュッセールらに師事し、ヴァイオリン、指揮、作曲においてそれぞれ1等賞を得て、1934年にはローマ大賞も受賞しています。作品では木管楽器のための室内楽がしばしば演奏され、描写的な音楽に冴えを見せているようです。この曲は、1940年に出版されているので、おそらく、ボザ30代前半の作と思われます。マルセル・モイーズに捧げられているので、モイーズの演奏を念頭に作曲されたのでしょう。「イマージュ」 (影像) の題名で思い出されるのは、ドビュッシーによる同名の独奏ピアノのための曲集です。光の陰影を音の姿にとらえようとする印象派の影響がボザのこの曲にも大いに見られます。曲は単一の楽章の中でテンポ、拍子がしばしば変化し、全く異なった光景が次々と描き出されます。6/8のスケルツァンドの軽やかさと、 3/4のパストラール風のゆったりとした旋律、そしてそれらを結ぶスラーとデタッシェのパッセージが独立した性格で吹き分けられるように。そしてテンポの移り変わりと設定に即興性と客観性をもって吹けるといいですね。(解説/三上明子)ニュース
関連サイト
注文ボタンのない商品につきましては、右上の「お問い合わせ」よりお願いします。