解説
A.B.フュルステナウ(1792-1852)は、Th.べームの楽器改良期のドイツ・ロマン派の前期、後期に親子三代に亘り活躍したフルーティスト家系で、教則本、練習曲等、今日の我々に多くのロマンの香りのする、技巧的な美しい作品を残してくれました。スタッフより
フュルステナウのフルート練習曲の中でも最上級者のもので、奏法・技巧もさることながら1曲が5ページ以上にも及ぶ大練習曲です。フュルステナウは旧式の9鍵のフルートを愛用していたため、作品には最低音Hの音が使われています。モイーズの校訂版でも最低音のHをそのままに校訂されました。また、とりわけ音楽づくりやフレージングを大切にしていたモイーズは、この教則本でも息継ぎの位置が示されています。これまで修得した奏法や技巧、表現の集大成となる教則本でしょう。ニュース
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