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「音楽の練習帳」(1739-40)は愛好家達が各種楽器の演奏技術を学ぶための教本です。Solo(12曲)、各種楽器を組み合せたTrio(12曲)の全24曲で構成されます。12曲のトリオ・ソナタは「第7番」を除き「教会ソナタ様式」で書かれ、楽器編成は様々です。この「第9番」の編成は「Fl.Vn.Bc.」で、次の4楽章構成で書かれています。第1楽章 Soave 3/8[E]は優美を意味し、分散和音にヘミオラ終止が続く美しい旋律がヴァイオリンからフルートに模倣され、次に主題は関係調[H]で繰り返され、先行声部、後追声部が入れ替わり、その後も新たな2つの旋律線が模倣を続けます。第2楽章 Presto 4/4[E]は軽快に弾む通奏低音上にブーレ風フーガ主題が飛び交い関係調[E-H-E]、更に[cis-fis-A-E]に模倣展開され、鮮やかな旋律線の綾を奏でます。第3楽章 Andante 3/4[e]はサラバンド風の悲しい旋律が模倣[e-h]されます。後半はバス持続音上に「溜息動機旋律」が嘆き、下行半音階が各声部に模倣され、次々と繰り返されます。第4楽章 Scherzando 2/4[E]はシンクロする平行6度進行の逆付点音符と3連符を伴うギャラント様式主題がロンド風に4回模倣[E-H-A-E]され、その間に、上下行音階楽句が軽妙に戯れます。(解説/佐野悦郎)スタッフより
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