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作曲者自身の解説によると「バッカス」とはローマ神話の酒の神のことで、牧歌風情景の牧神と乱舞するバッカスの酒の祝宴を描いた2曲の小品で構成されています。第1曲はいにしえの情景を感じさせつつも近代的な響きの牧歌が、美しい旋律の綾をなし抒情的に奏でられます。第2曲は古代を思わせる空虚5度で幕が開き、持続音上に古代の笛アウロスを思わせる即興的なカデンツァ風の装飾楽句が華麗に響いて、宴の舞踏楽章に繋がります。ここではルネサンス調のロンド風舞踏主題が軽妙に、また自由自在に駆け巡ります。中間部では5度音程が響く持続音の中に民俗的な旋律がポリフォニックに絡み合い、半音階のクライマックスを形成します。コーダでは舞踏主題が再現し、激しく乱舞します。山中惇史氏は東京藝術大学作曲科で学び、若くして吹奏楽曲をはじめとする多くの作品を発表し、またピアニストとしても活動しています。 (解説/佐野悦郎)ニュース
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