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この作品は、ベートーヴェンがボンからウィーンに移り住んだ1795〜1796年に作曲された「フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナーデ 作品25」から、フルートとピアノのデュオ版として編曲されて出版されました。20代後半のベートーヴェンはウィーンでリヒノフスキー侯の持ち家に落ち着き、貴族の邸宅に出入りするにふさわしい身なりに整えましたが、この様なセンスは音楽にも反映されたのか、この「セレナーデ」には、演奏する喜びや聴く喜びを盛り込んだ内容となっています。 曲は若きベートーヴェンの明るく生気あふれた人間像が存分に発揮されています。第1楽章Entrata(文字通り「入場」にふさわしい)。第2楽章Tempo ordinario d'un Menuetto(ベートーヴェンらしい自由な気風を持ったテーマと2つのトリオから成る)。第3楽章Allegro molto(切迫感あふれる楽章)。第4楽章Andante con Variationi(弦楽器と共に演奏するトリオ版ではハーモニーが美しい楽章。Var.I-III, codaを含む)。第5楽章Allegro scherzando e vivace。第6楽章Adagio。第7楽章Allegro vivace e disinvoltoは(sisinvoltoは「屈託ない」とか「自在な」の意)。最後の第5〜7楽章で緊密な演奏効果が上がるように構成されています。(解説/三上明子)スタッフより
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