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周知の通り、原曲はブルグミュラーの初歩のピアノ教本として有名な「25の練習曲」から4曲[No.2,11,16,25]を選曲し、可愛らしいメドレーに編曲したフルート四重奏で、原曲に忠実に原調で編曲されています。アンコール・ピースをはじめ、小・中学生の吹奏楽部のフルート・セクションで使う初心者用合奏教材や、アンサンブル・コンテストに最適で、曲は練習組曲風に並べられています。I. アラベスク(Arabesque)はアラビア風の唐草文様を指し、悲しげな和音上に、音階の断片が上行し文様を描きます。II. セキレイ(La bergeronnette)は優しく小鳥が鳴き、飛び交い、躍る様子を軽やかな分散和音で描写した舞曲です。III.小さな嘆き(Douce plainte)は音楽的な表現の練習に最適な哀歌で、躍動する鼓動が聞こえます。IV.貴婦人の乗馬(La chevaleresque)は優雅に馬に乗る様子を描写した作品で、各種のリズム、アーティキュレーションが馬のステップを刻みます。 編曲者の福田洋介氏は若手の作曲家で、とりわけ吹奏楽分野のオリジナル作品が有名です。(解説/佐野悦郎)ニュース
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