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ブロホヴィッツ(1687-1742)はライプツィヒ近郊のガイトハイン出身のフルート奏者です。1711年、後に同僚となるクヴァンツと同じようにオーボエ奏者としてドレスデンの宮廷音楽家となりました。ドレスデンの宮廷楽団員とJ.S.バッハの親交は1717年頃から断続的にあり、ブロホヴィッツもバッハの作品を知っていたと考えられます。しかし、ブロホヴィッツの名はバッハ関連資料に直接的には登場しないため、その親交は定かではありません。クヴァンツが著した「ソルフェージュ」の中にブロホヴィッツの名前と曲の断片があるため、同じくクヴァンツの「カプリス」のNo.45「アルマンド」はブロホヴィッツ作であることが判明しています。2017年までライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のフルート奏者だった編纂・校訂者のアンナ・ガーツリー=ヴァールグレンは、「カプリス」より古典組曲の必須楽章「アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグ(ジガ)」を抽出し、ブロホヴィッツによる「想像上の組曲」として、文字通り組み上げました。バッハの「無伴奏パルティータ」の周縁を味わうことができる着想豊かな編纂曲です。(解説/諸田大輔)スタッフより
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