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J.S.バッハがフルート・ソロのために残した唯一の作品です。1720年代後半の筆写譜によってのみ伝えられているので、いろいろな憶測がされていますが、ドレスデンの宮廷で活躍していたフランス人の名手、ビュッファルダンのために作曲されたのではないかと推察されています。第1楽章アルマンドは、16分音符のみで作曲されており、単旋律しか演奏できないフルートから、和声感を紡ぎ出す味わい深い楽章です。第2楽章コレンテは、フランス風には 「クーラント」 と呼ばれるダンスですが、コレンテの方がより運動的で機敏さを持っています。第3楽章サラバンドは、ダンスのリズム・パターンが運びをもたらす上で、バッハの歌が流れる素晴らしい楽章。第4楽章ブレー・アングレーズは、イギリス風ブレーという意味で、前楽章と対照的に生命感あふれるダンスが駆け抜けます。研究の対象として汲みつくせぬ存在でありますが、先入観をなくして楽しんで演奏できればと思います。(解説/三上明子)ニュース
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