商品について
収録CD検索結果画面はこちら解説
ミヨーは、南フランス生まれの作曲家です。プーランクらと結成したフランス 「6人組」 の一人としても知られていますが、ジャズや軽音楽、南米の民俗音楽からも大いに影響を受け、実に多様なスタイルの曲を400曲以上、残しました。(彼は詩人クローデルがブラジル大使として赴く際、秘書として同行したこともありました)「フルートとピアノのためのソナチネ」 (1922) は、初演を受け持ったフルーティストのルイ・フルーリーとジャズのうまかったピアニストのジャン・ヴィーナーに捧げられています。この曲を作曲した頃、ミヨーは、ジャズの魅力に取りつかれており、アメリカで本場のジャズを見聞きするなどして、ジャズのイディオムをクラシックに取り入れる試みをしていました。この曲にも、各所に 斬新なリズムの取り扱いが見られます。(特に2楽章)。それぞれの楽章には、I. Tendre (優しく)II. Souple (しなやかに)III. Clair (明るく)とフランス語の標題が付けられ、形式の幅にきっちりと音楽を作り上げていくフランス音楽の伝統が生きています。フルートの持つ微妙な色彩の変化が最大限に生かされる可能性を持っていることも、この曲の魅力と言えましょう。(解説/三上明子)ニュース
関連サイト
注文ボタンのない商品につきましては、右上の「お問い合わせ」よりお願いします。