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再発見!エチュード・コレクション ETUDE
第3回目 「Paul TAFFANEL : Sicilienne - Etude op.7」
Paul TAFFANEL : Sicilienne - Etude op.7<題材として取り扱っている楽譜>

楽譜ID : 26654 「タファネル、ポール/シシリエンヌ エチュード OP.7」
  日本でも大多数のフルーティストが、アルテスの教則本を使って勉強したと思いますが、この教本の最大の長所は、全ての課題に2nd. Fl.のパートが付いていて、初歩の段階から上級の段階まで一貫して教師の伴奏との二重奏を楽しみながら、自然にフルートの良い響きや音程などが身に付くように出来ているということだと思います。
  では、ピアノ伴奏付きのエチュードや教則本があったらさらに楽しく上達出来るのではないでしょうか? ところが、その種のものは驚くほど少ないのです。アンデルセンやベームやケーラーのいくつかのエチュードには、ピアノ伴奏が付いていたり、ショパンのエチュードからの6曲がフルートとピアノ伴奏用に編曲されて出版されていたのですが、絶版になったり、カタログ上は存在していても実際には手に入らなくなっているのは、残念です。かろうじて、現在入手出来るのは、今回ご紹介するタファネルのシシリエンヌ・エチュードと題された小品のほかには、ケーラーのop.33/2のno.7がop.36「キューピットのセレナード」(ID:12739)というタイトルで出ていたり、ワイ氏の初級の教本(上巻ID:14967 下巻ID:14992)の中の数曲用ピアノ伴奏譜(ID:15003)や、ガロア・モンブランの6 Pieces musicales d’etude(ID:2218)があるくらいでしょう。

  近代フルートの父とも呼ばれるタファネルは、自身フルート奏者として偉大だっただけでなく、教師として彼が育てたゴーベール、モイーズなど多くのすばらしいフルーティスト達の回想を総合すると、サロン風の取るに足らない小品を曲芸師的な軽業で演じるというレッテルを貼られる立場に甘んじていたフルーティスト達を、自らの演奏と弟子達の教育さらに指揮者、作曲家としての総合的な活動を通じて、音楽芸術の場に引き上げるのに貢献したというのが、彼の大きな功績と言えそうです。
  それでは、この貴重なタファネルの小品を見てみましょう。
1885年に出版されたSicilienne-Etude op.7は、その後まもなく絶版になり、パリの国立図書館で閲覧できる程度で、ほとんどのフルーティストに忘れられていましたが、フレンチ・スクールに傾倒するイギリスのフルーティスト、W.べネット氏編の小曲集(ID:14230)に取り入れられ、また、最近になってようやくBillaudot社から単独に出版され、再び日の目をみることが出来ました。
タファネルお気に入りの調性ト短調 《彼の代表作木管五重奏や、フルートとピアノのためのアンダンテ・パストラーレとスケルツェッティーノ(ID:2794)等と同じく》、複合拍子6/8拍子を用いて、和声的な装飾音に飾られた魅惑的なシシリエンヌの旋律(譜例1)で始まり、中間部は、ワーグナーを想わせるコードに乗ったピアノが主導権を握り、フルートは滑らかなレガートのスケールで色添えます(譜例2)。その後最初と同じ部分が帰ってきますが、ピアノ伴奏は少し小刻みなリズム伴奏に転じ、やがて、フルートの上品なきらめきの音型で高音Gに上昇して幕を閉じます。

【譜例1】 【譜例2】

  演奏時間約3〜4分程度の小品ですが、けっして簡単ではなく、タファネルの前のスッスマンのエチュードNo.3(譜例3/ID:5438)やタファネル後のカステレードの12 Etudes No.5(譜例4/ID:2107)とも共通のメロディを和声的前打音で飾る装飾音の練習や、音楽的なレガート・スケールの格好の練習曲となっています。この曲を十分な表現力を持って演奏するには、最良のブレスコントロール、アンブシュアのしなやかさ、フィンガリングの確実性、アーティキュレーションに対するデリカシー、等の条件が不可欠です。短い1曲のみのエチュードですが、この曲を行き届いた演奏ができれば、他の様々な曲に応用する要素をふんだんに含んでいます。

【譜例3】 【譜例4】

Paul TAFFANEL : Sicilienne - Etude op.7
<題材として取り扱っている楽譜>

楽譜ID : 26654 「タファネル、ポール/シシリエンヌ エチュード OP.7」
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