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アーサー・フットはアメリカの作曲家、オルガ二スト、ピアニスト。ハーヴァード大学で作曲をペーンに師事。1874年にアメリカで初めての音楽修士号の学位を得て1875年に卒業。フットは当時としては珍しく、ヨーロッパに留学せず、アメリカの音楽教育を経て作曲家となりました。師のペーンはベルリンに留学して学び、アメリカで初めてハーヴァード大学に音楽科が設立された折に教授になったところだったので、フットとしては良いタイミングだったのでしょう。卒業後、フットは長らくボストンの教会オルガニストを務めながら、作曲活動を続けました。ロマン派に根ざす作風を示し、良質の室内楽作品を残しています。「3つの小品」は、もともと、オーボエでもフルートでも演奏できるように配慮されています。短いながらもフットの誠実な仕事ぶりがうかがわれる作品となっています。第1曲「村の朝の歌」は、短調とも長調とも言えない微妙な空気のなかから、見事に村人の表情をすくい上げています。トリオの部分の和声付けも美しい。第2曲「メロディ」、第3曲「パストラール」とも、ロマン派に根ざすものはありますが、フット流の精緻な和声がさわやかさをもたらしています。(解説/三上明子)スタッフより
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