解説
モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」はP.ボーマルシュの劇が原作で、L.ダ・ポンテが台本を書き上げました。この歌劇の各幕から5曲を抜粋して、J.アンデルセンが接続曲に仕立て上げた楽しいオペラ・ハイライトです。調性、拍子は原曲と若干異なるものの、忠実に再編されています。第1曲はフィガロが歌うカヴァティーナ「伯爵様が踊るなら」です。第2曲はケルビーノのアリア「自分で自分が分からない」が続き、第3曲はケルビーノが歌う明るいカンツォーナ「恋の悩み知る君は」、第4曲はバルバリーナが歌う哀愁のカヴァティーナ「さがせど、さがせど」、最後の第5曲はクライマックスの「花嫁御も、花婿も」、以上です。アンデルセンはデンマークのコペンハーゲン生まれで、19世紀後半のフルーティスト兼作曲家、指揮者として北欧、ドイツで活躍しました。彼はフルートの為に美しい練習曲、演奏会用小品を数多く書き残しました。(解説/佐野悦郎)ニュース
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