解説
旧約聖書に登場する、新バビロニア王 「ナブコドノゾル (ネブカドネザル) 2世」 の悲劇を描いた、ヴェルディの歌劇 『ナブッコ (1842) 』 (ナブッコは王の省略名) の序曲が、フルート4本に編曲されました。この編曲は、第1フルートがピッコロ持ち替え、第4フルートはアルト・フルートのオプション・パートで音域拡大ができる変化に富んだものです。主要主題は第2幕第2場 [第7曲] レビの神官達の合唱 「呪われた者に兄弟はない」 から転用され、曲頭、曲中、結尾の随所に変化して現れます。また [Andantino] の主題は第3幕第1場 [第12曲] ヘブライの捕虜達の合唱で、望郷の念を持って歌われる 「行け、我が思いよ、金色の翼に乗って」 です。ちなみに、この合唱は当時、オーストリアの圧政下にあった北イタリアの人々を奮い立たせて民衆の愛唱歌となり、ヴェルディの葬儀の際にも歌われました。【ヴェルディ没後百年記念】 に相応しい序曲です。(解説/佐野悦郎)ニュース
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