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ドイツの現代作曲家ハンス・ギュンター・アーレルスによる五重奏曲 『ソナタ・ピッコラ』 (2000) は 「小さなソナタ」 を意味する標題ですが、むしろ彼の四重奏曲 『ディヴェルティメント 作品13 [4Fl.] 』 (1991) と同様の様式を採用した 『小喜遊曲』 です。曲は現代風に、増4度・減5度を含む4度 (転回5度) 累積の平行旋律線が全体を支配しています。1.トッカーティナ [Allegro] (2/4) は序奏に続き軽快な小トッカータが遁走し、2.ノットゥルノ [Andante sostenuto] (6/8)、夜想曲は4度平行の半音階旋律が、重く響く和声の闇から浮かび上がってきます。3.セレナータ [Allegro] (3/4) は爽やかな3度和声を伴奏に、平行進行 (4・5度) 旋律を第1・第2フルートが楽しく奏でます。4.レチタティーヴォ [Andante con moto] (2/4) は詠唱の意味で、各自が自由に 「語り(独奏)」、他の全パートが応答します。5.ロンディーノ [Allegro giocoso] (3/4, 4/8, 5/8, 6/8) は楽しく愉快な変拍子のロンドですが、うまくリズミカルに踊るのはかなりの練習が必要です。(解説/佐野悦郎)スタッフより
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